ギリシャ文字 24字

ギリシャ文字一覧・コピペ(読み方つき)

検索するかタップするだけで、ギリシャ文字をコピーできます。 ギリシャ文字は α(アルファ)から ω(オメガ)までの24文字で、どの文字にも大文字と小文字があります。文字をタップするとコピーでき、読み方(アルファ、シータ)や英語名(theta)、LaTeXのコマンド(\theta)、意味(角度、波長)でも検索できます。下には大文字・小文字・読み方・英語名の一覧表、手書きのコツ、パソコンやスマホでの出し方をまとめています。

ギリシャ文字を選んでコピー

読み方(シグマ、しぐま)、英語名(sigma)、LaTeXのコマンド(\sigma)、意味(標準偏差、波長)で探せます。「まとめる」をオンにすると、ΑΒΓ のように複数の文字を1行につなげてコピーできます。

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よく使うギリシャ文字

文字をつなげる

「まとめる」をオンにして文字を順にタップすると、ΑΒΓ のようにスペースなしでつながります。

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大文字

24文字すべての大文字です(U+0391〜U+03A9)。Α・Β・Ε・Ζ・Η・Ι・Κ・Μ・Ν・Ο・Ρ・Τ・Υ・Χ はアルファベットと同じ形に見えますが、別の文字です。
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小文字

24文字すべての小文字(U+03B1〜U+03C9)と、単語の終わりだけに使うシグマの語末形 ς です。
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異体字

一部の文字の別の形で、数式や教科書で使われることがあります。フォントによっては表示されないことがあるので、貼り付けたあとに確認してください。
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ギリシャ文字一覧:大文字・小文字・読み方・英語名

ギリシャ文字は全部で24文字です。どの文字にも大文字と小文字があり、シグマだけは小文字が2つあります(単語の途中は σ、単語の終わりは ς)。

読み方は、日本の教科書や授業で使われる読み方をカタカナで書いています。( )内はもう一つの読み方で、こちらも使われています。読み方が2通りある理由は、次の節で説明しています。

大文字小文字読み方(カタカナ)英語名
Ααアルファalpha
Ββベータbeta
Γγガンマgamma
Δδデルタdelta
Εεイプシロン(エプシロン)epsilon
Ζζゼータ(ツェータ)zeta
Ηηイータ(エータ)eta
Θθシータ(テータ)theta
Ιιイオタiota
Κκカッパkappa
Λλラムダlambda
Μμミューmu
Ννニューnu
Ξξグザイ(クシー)xi
Οοオミクロンomicron
Ππパイpi
Ρρローrho
Σσ ςシグマsigma
Ττタウtau
Υυユプシロン(ウプシロン)upsilon
Φφファイ(フィー)phi
Χχカイ(キー)chi
Ψψプサイ(プシー)psi
Ωωオメガomega

読み方が2通りある文字(シータ/テータなど)

日本で使われるギリシャ文字の読み方の多くは、英語の発音から来ています。たとえば π は、古代ギリシャ語では「ペー」に近い発音ですが、日本では英語読みの「パイ」が使われています。

一方で、θ を「テータ」、η を「エータ」、ξ を「クシー」、φ を「フィー」、χ を「キー」、ψ を「プシー」と読むのは、古代ギリシャ語やドイツ語などの発音に近い読み方です。ζ の「ツェータ」は、ドイツ語の読み方に近い形です。

どちらの読み方を使うかは、学校や先生、分野によって違います。どちらかが間違いというわけではないので、授業や教科書に合わせて読めば大丈夫です。上の一覧の ζ・η・θ・ξ・φ・χ・ψ では、英語の発音から来た読み方を先に、もう一方を( )に書いています。

なお、現代のギリシャ語では β を「ヴィータ」と読むなど、さらに違う発音になります。

ギリシャ文字の書き方:手書きで区別するコツ

手書きの形は、教科書や人によって少しずつ違います。ここでは、アルファベットや数字と見分けやすく書くためのコツを紹介します。決まった正解があるわけではないので、授業で習った形があればそちらに合わせてください。

文字似ている文字書き分けのコツ
αaアルファは、右側に縦線を引かず、丸から右上と右下へ小さく突き出す形にすると、a と区別しやすくなります。
βBベータは、縦線をベースラインより下まで長く伸ばし、右側に上下2つのふくらみを付けると、B と区別しやすくなります。
γyガンマは、下の部分で小さな輪を作るように書くと、y と区別しやすくなります。
ζzゼータは、上に短い横線を書き、左下へ下ろしてから右へ曲げ、小さく下へはねます。最後をベースラインより下まで伸ばすと、z と区別しやすくなります。
ξε、ζグザイは、ε を縦に2つ重ねたような形で、ζ より折り返しが1回多くなります。最後をベースラインより下まで伸ばすと、ε や ζ と区別しやすくなります。
ηnイータは、右側の縦線をベースラインより下まで長く伸ばすと、n と区別しやすくなります。
ιi、l、1イオタは、点を付けずに短く書き、下の端を右へ少し曲げると、i や l、数字の 1 と区別しやすくなります。
κkカッパは、縦線を上に長く伸ばさず、小文字の x と同じ高さに収めると、k と区別しやすくなります。
νvニューは、左の線をまっすぐ下ろし、右の線を丸みのあるカーブにすると、左右対称の v と区別しやすくなります。
ρpローは、丸と縦線を一筆でつなげて書き、縦線を丸の上に突き出さないようにすると、p と区別しやすくなります。
σo、6シグマは、丸を書いてから右上へ短い横線を出すと、o や数字の 6 と区別しやすくなります。
τtタウは、縦線を横線より上に出さず、横線の下から下ろして下の端を右へ少し曲げると、t と区別しやすくなります。
υu、vユプシロンは、底を丸くし、u と違って右側に縦線を付けずに書くと、u と区別しやすくなります。
χxカイは、一方の線をベースラインより下まで長く伸ばして書くと、x と区別しやすくなります。
ωwオメガは、とがらせずに、底を丸い2つの山のように書くと、w と区別しやすくなります。

ギリシャ文字のコピペのしかた

変換で候補に出ない文字や、読み方がわからない文字も、コピーして貼り付ければすぐにレポートや宿題、スライド、Excel、プログラムのコードで使えます。

  1. 検索欄に読み方(シグマ)や英語名、意味を入力するか、文字のカードを直接タップします。
  2. 「σ をコピーしました」のように表示されたら、文字がクリップボードに入っています。
  3. 貼り付けたい場所で、Windows は Ctrl+V、Mac は Command+V を押します。スマホでは入力欄を長押しして「ペースト」(貼り付け)を選びます。
  4. 複数の文字を続けて使うときは「まとめる」をオンにして文字を順にタップし、「まとめてコピー」を押します。

ギリシャ文字の出し方:変換・Word・Mac・スマホ

日本語入力で変換:Google 日本語入力(Android では Gboard の日本語入力)では、「あるふぁ」「しぐま」「おめが」のように読みを入力して変換すると、ギリシャ文字が候補に出ます。読み方が2通りある文字のうち、ζ・η・θ・ξ・υ・ψ はどちらの読みでも変換でき(「しーた」「てーた」→ θ)、ε・φ・χ は「いぷしろん」「ふぁい」「かい」で変換します。「ぎりしゃ」で変換するとギリシャ文字がまとめて候補に出ます。Windows の Microsoft IME も記号を読みで変換できますが、どの読みでどの文字が候補に出るかは日本語入力によって違います。候補に出ないときは、このページからコピーするか、次の方法を使ってください。

キーボード:Windows の日本語キーボード(JIS配列)には、ギリシャ文字のキーはありません。

Windows の IME パッド:タスクバーにある IME のアイコン(「あ」や「A」)を右クリックして「IME パッド」を開き、「文字一覧」からギリシャ文字を探してクリックすると入力できます。

Word:コードを入力して Alt+X キーを押すと文字に変わります(03B1 → α、03B8 → θ、03C0 → π、03A3 → Σ、03A9 → Ω)。Alt+X は Word の機能なので、ほかのアプリでは使えないことがあります。メニューからは「挿入」→「記号」→「その他の記号」で一覧から選べます。数式(Alt+= キーで入力)の中では、\alpha と入力してスペースを押すと α になります。

Windows でギリシャ語をよく書くなら:Windows 11 の「スタート」→「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」で「言語の追加」からギリシャ語を追加し、Windows ロゴ キー+スペース キーでキーボードを切り替えます。

Mac:「編集」→「絵文字と記号」(Fn+E キーまたは地球儀キー+E)で文字ビューアを開き、検索欄に文字の名前(alpha など)を入力して探します。ギリシャ語をよく書くなら、アップルメニュー →「システム設定」→「キーボード」→「テキスト入力」の「編集」でギリシャ語の入力ソースを追加し、メニューバーの入力メニューで切り替えます。

iPhone:設定アプリ →「一般」→「キーボード」→「キーボード」→「新しいキーボードを追加」でギリシャ語のキーボードを追加できます。Android(Gboard):キーボード上部の設定アイコン →「言語」→「キーボードを追加」でギリシャ語を選び、スペースキーを長押しして切り替えます。

Google ドキュメント:「挿入」→「特殊文字」を開き、カテゴリから選ぶか、文字の Unicode 値を入力して探します。

LaTeX・HTML・Unicode でのギリシャ文字

LaTeX:数式モードで、バックスラッシュに英語名を続けて書きます。\alpha、\beta、\gamma、\delta、\epsilon、\zeta、\eta、\theta、\iota、\kappa、\lambda、\mu、\nu、\xi、\pi、\rho、\sigma、\tau、\upsilon、\phi、\chi、\psi、\omega です。ミューは \mu、ニューは \nu、ユプシロンは \upsilon と書きます。アルファベットと形が違う大文字は、先頭を大文字にしたコマンドがあります:\Gamma、\Delta、\Theta、\Lambda、\Xi、\Pi、\Sigma、\Upsilon、\Phi、\Psi、\Omega。アルファやベータのようにアルファベットと同じ形の大文字にはコマンドがなく、A や B と書きます。オミクロンにもコマンドはなく、o と書きます。

\epsilon と \phi は、LaTeX では ϵ と ϕ の形になります。見慣れた ε と φ の形にしたいときは \varepsilon と \varphi、語末のシグマ ς は \varsigma を使います。ただし、実際にどちらの形で表示されるかはフォントによって違い、2つの形が入れ替わって見えるフォントもあります。見た目ではなく、カードに書かれたコードで確かめてください。ほかの異体字は \vartheta(ϑ)、\varpi(ϖ)、\varrho(ϱ)で、\varkappa(ϰ)には amssymb パッケージが必要です。カードには Unicode のコードポイントと、入りきる場合は LaTeX のコマンドを表示しています。すべてのコマンドはこの節に書いてあります。

HTML:すべての文字に英語名の文字参照があります。たとえば α、Σ、Ω で、語末のシグマは ς です。ミューには注意が必要で、μ はギリシャ文字の μ、µ はマイクロ記号の µ になります。

Unicode:大文字は U+0391〜U+03A9、小文字は U+03B1〜U+03C9 にあります。語末のシグマ ς には大文字がないため、U+03A2 は欠番です。

数学・物理・統計でのギリシャ文字の意味

ここに挙げる意味は、教科書や分野で使われる慣例で、決まりではありません。問題文や教科書、授業での定義を優先してください。

数学:π は円周率(3.14159…)、θ は角度(三角比・三角関数)を表すのに使われます。α・β・γ も角度に使われるほか、α・β は2次方程式の2つの解を表すのにも使われます。Σ は数列の和、Δ は変化量(Δx)を表し、ε はとても小さい正の数、λ は固有値を表すことがあります。

物理:λ は波長、ν は振動数、ω は角速度や角振動数、ρ は密度や抵抗率、μ は摩擦係数、ε は誘電率、Φ は磁束を表すことがあります。Ω は電気抵抗の単位オームの記号で、α線・β線・γ線は放射線の種類の名前です。μ は単位の前に付けて「マイクロ」(100万分の1、例:μm)の意味にもなります。

統計:μ は平均(母平均)、σ は標準偏差(σ² は分散)、ρ は相関係数、α は有意水準を表すことがあります。χ² はカイ二乗検定で使う統計量です。

間違えやすい文字:µ と μ、Ω とオーム記号、Σ と ∑

µ と μ:µ(U+00B5)はマイクロ記号、μ(U+03BC)はギリシャ文字のミューです。見た目はほとんど同じですが、別の文字です。Unicode では、マイクロ記号を μ の互換文字としています。Google 日本語入力で「まいくろ」と入力して変換すると、ギリシャ文字の μ が候補に出ます。

Ω とオーム記号:ギリシャ文字のオメガ Ω(U+03A9)とは別に、同じ形のオーム記号 Ω(U+2126)があります。Unicode はオーム記号を互換のための文字とし、電気抵抗の単位オームにもギリシャ文字の Ω(U+03A9)を使うよう勧めています。

Σ と ∑、Π と ∏、Δ と ∆:Σ(U+03A3)、Π(U+03A0)、Δ(U+0394)はギリシャ文字です。∑(U+2211)、∏(U+220F)、∆(U+2206)は総和、総乗、増分を表す数学記号で、別の文字です。

アルファベットと同じ形の文字:大文字の Α/A、Β/B、Ε/E、Ζ/Z、Η/H、Ι/I、Κ/K、Μ/M、Ν/N、Ο/O、Ρ/P、Τ/T、Υ/Y、Χ/X は、見た目が同じでも別の文字です。小文字の ο、ν、ρ、χ も o、v、p、x に似ています。混ぜて書くと、検索や並べ替え、プログラムのコードで別の文字として扱われます。

全角で表示されることがある:日本語のフォントでは、ギリシャ文字が日本語の文字と同じ幅(全角)で表示されることがあります。Unicode では語末のシグマ ς を除く48字の幅が「曖昧」とされていて、表示する環境によって幅が変わるためです。幅が違って見えても、コードが同じなら同じ文字です。

出典・参考資料

よくある質問

ギリシャ文字は全部で何文字ですか?

24文字です。α(アルファ)から ω(オメガ)まで、どの文字にも大文字と小文字があります。シグマだけは小文字が2つあり、単語の終わりでは σ のかわりに ς を使います。

ギリシャ文字をコピーするにはどうすればいいですか?

このページで文字をタップし、「コピーしました」と表示されたら、使いたい場所に貼り付けます。複数の文字を続けて使うときは「まとめる」をオンにしてください。ブラウザの設定などでコピーできないときは、一覧表の文字を選択して手動でコピーしてください。

θ は「シータ」と「テータ」のどちらで読みますか?

どちらも使われています。「シータ」は英語の発音から来た読み方、「テータ」は古代ギリシャ語やドイツ語などの発音に近い読み方です。どちらかが間違いというわけではないので、授業や教科書に合わせて読んでください。ζ(ゼータ/ツェータ)や η(イータ/エータ)なども同じです。

「あるふぁ」と入力して α に変換できますか?

Google 日本語入力(Android では Gboard の日本語入力)なら、「あるふぁ」と入力して変換すると α が候補に出ます。ほかの日本語入力では候補に出ないこともあります。そのときは、このページからコピーするか、Windows の IME パッドの「文字一覧」や Word の Alt+X を使ってください。

Word でギリシャ文字を入力するには?

コードを入力して Alt+X キーを押すと文字に変わります(例:03B1 → α、03A9 → Ω)。Alt+X は Word の機能です。メニューからは「挿入」→「記号」→「その他の記号」で選べます。数式の中では \alpha と入力してスペースを押すと α になります。

ギリシャ数字(Ⅰ Ⅱ Ⅲ)はどこでコピーできますか?

Ⅰ Ⅱ Ⅲ のような数字は「ギリシャ数字」と呼ばれることがありますが、正しくはローマ数字です。ローマ数字は、数字記号のページにあるローマ数字の一覧からコピーできます。なお、古代ギリシャでは α=1、β=2、γ=3 のように、ギリシャ文字を数字として使う書き方(イオニア式の記数法)がありました。

µ(マイクロ)と μ(ミュー)は同じ文字ですか?

別の文字です。µ(U+00B5)はマイクロ記号、μ(U+03BC)はギリシャ文字のミューで、見た目はほとんど同じです。Unicode ではマイクロ記号を μ の互換文字としています。

LaTeX でギリシャ文字を書くには?

数式モードで、バックスラッシュと英語名を書きます(\alpha、\sigma、\omega)。アルファベットと形が違う大文字は先頭を大文字にします(\Delta、\Sigma、\Omega)。見慣れた ε と φ の形は \varepsilon と \varphi で書けます。

物理や化学で使うギリシャ文字には何がありますか?

α線・β線・γ線(放射線の種類)、変化量を表す Δ、波長の λ、振動数の ν、密度の ρ、電気抵抗の単位 Ω などがあります。これらは慣例で、決まりではありません。なお、H、Fe、Au などの元素記号はアルファベットで書きます。元素記号は元素の周期表で確認できます。